犬の嗅覚は人の100万~1億倍、聴覚は人の4倍、また、視野は人が約200度といわれるのに対し、犬は約250度見えるなど、人よりも優れた感覚器官をもっています。そして、それらをフルに活用すれば、大好きな飼い主さんが“どこにいても”簡単に見つけることができるのだとか。
犬が玄関で飼い主さんを待ち伏せするのは、「1秒でも早く飼い主さんに会いたい」という気持ちからですが、このような犬のスゴイ能力がそれを可能にしているといえるでしょうね。(笑)
猫の性質
猫はもともと単独で生きていた動物。自立心が強く、縄張り(テリトリー)を持ち、自分の判断で行動します。
「自由気ままにマイペース」という言葉の通り、しつけをすれば必ずしも人間の思い通りになる、という訳ではありません。
また、猫は一般的に物静かな場所を好みます。たとえ飼い主からでも過度のスキンシップは好まず、放っておいたほうがよいときもあります。
こういった猫の性質を理解しつつ、しつけをする必要があります。
犬のしつけとの違い
犬のしつけの場合、飼い主がリーダーとなって指示を出し、それに従うように教え込みます。犬は自分が上と認めた者に対して従順なので、飼い主からの教えをどんどん学習します。
一方、猫の場合は、飼い主からの指示にはなかなか思い通りに動いてくれません。
自分のことは自分で判断して行動する猫の習性を理解し、飼い主からさまざまな「提案」をする形でしつけることになります。
やってはいけない猫のしつけ方
しつけをするなかで、ときには猫を叱ることもあるかと思いますが、叩いたり殴ったりするのは絶対にNG。一度痛い思いをさせて恐怖心を植え付けてしまうと、猫との信頼感も揺らいでしまいます。
悪いこと、やってはいけないことをしたときは、その瞬間に言葉で怒こるのが正解。「こらっ!」、「だめ!」といった短い言葉で、語気を強く、1回だけ叱るのがコツです。